インプラントについて
従来の治療とインプラント治療
歯が中間で1本抜けた場合
(ブリッジ)
隣の健康な歯を削りブリッジします。健康な歯まで削るのはいやですネ。
(インプラント)
インプラントは隣の健康な歯を削ることなく植立し人工歯と区別がつかない位、治療の跡がわかりません。
歯が中間で2本抜けた場合
(ブリッジ)
抜けた2本の歯の大きな噛む力を支えるため、数本の健康な歯を削りブリッジします。支える健康な歯は大変ですネ。
(インプラント)
抜けた数だけインプラントを植立できます。インプラントは顎の骨にしっかり固定されているので強い力で噛むことができます。
奥歯が数本抜けた場合
(局部床義歯=部分入れ歯)
取りはずしの入れ歯を作り、バーを左右に渡して固定します。さらに止め金で固定します。口の中にバーや止め金の異物は不快ですネ。
(インプラント)
数本のインプラントを植立し、インプラント同志を連結します。入れ歯を固定するバーや止め金が不要となり、口の中がすっきりし、口臭も減ります。
歯が全部抜けた場合
(全部床義歯=総入れ歯)
全部に床のついた入れ歯を装着します。顎の骨が退縮すると入れ歯が不安定になりやすくなります。何とか動かないようにならないものですかネ。
(インプラント)
数本のインプラントを植立し、連結された維持装置に入れ歯を固定します。入れ歯が安定し、口の中で動いたり笑った時に飛び出したりすることはありません 。
インプラントと部分入れ歯とブリッジの違い
インプラント 長所 噛み合わせの安定を長期間保つことができる。
失った歯の数が多い場合にも咀嚼能力を回復できる。
自分の歯と同じように見える。
自然の歯に近い機能が期待できる。
歯を失った部分の顎の骨がなくなるのを防ぐ。
適切にケアすれば充分長持ちする。
抜け落ちてもやりなおしができる。
短所 治療時間が長くかかる。(最短6週間とかなり短くなった)
手術を必要とするため適応とならない場合がある。
比較的費用がかかる。
ブラッシングがうまくできない方にはお薦めできない。
メインテナンスが必ず必要である。(最低半年に1回チェックが必要)
部分入れ歯 長所 短期間(数年)であれば、咀嚼機能をある程度回復できる(天然歯の1/3)
比較的短期間のうちに機能回復ができる。
健康な歯を犠牲にする必要がない。
短所 入れ歯を支える骨や歯の喪失を招きやすい。
数年ごとに作りかえ、または調整を必要とする。
適切な噛みあわせを長期間維持することができない。
装着による違和感を生じやすい。
自然な外観を損ねることが避けられない。
ブリッジ 長所 自然の歯と同じような外観を回復することができる。
自分の歯と同じように咀嚼することができる。
噛み合わせを回復することができる。
歯列の安定したつながりを回復することができる。
短所 土台となるしっかりとした歯が両側にないと作製できない。
失った歯の数が多いと処置できない。
土台となる歯を削除しなければならない。
土台にした歯に負担がかかり、清掃性が悪くなるので、歯を喪失する危険が増す。
セラッミクを使った自然観の回復は保険の適応を受けることができない。
インプラントより長持ちしない(平均7〜8年)
ブリッジの支台の歯に問題があるとすべてやりなおしとなる。
インプラントと総入れ歯の違い
インプラント 長所 入れ歯が安定しない人でも、自分の歯のような回復ができる。
顎の骨がやせてしまった人でも若々しい顔形を回復できる。
定期的なメンテナンスと日常の清掃で、長期間安定した経過が期待できる。
顎の骨がやせてしまうのを防ぐことができる。
短所 治療時間が長くかかる。
手術を必要とするため、全身的疾患のある人の場合に処置できないことがある。
比較的費用が高い。
総義歯 長所 長期間の内に自然観を回復することができる。
病気がちの方でもケアしやすい。
短所 安定した噛み合わせを短期間しか維持できない。
長期間の使用により顎の骨が次第に失われる。
違和感が強く、装着できない場合がある。
発音が思うようにできない場合がある。
比較的頻繁に作り直しを必要とする。
顎の骨のやせた人の場合には安定が得られにくい。
さまざまな応用例
前歯を1本失った場合
従来では両隣の歯を削って支えにしてブリッジという方法がとられていました。しかし、インプラントなら抜けた部分にのみ行うことにより、健康な歯を削ったり、両隣の歯に負担をかけずに美しさを取り戻すことができます。
奥歯を失った場合
これまでの取り外し式の入れ歯では、ガタつきや違和感がありました。インプラントなら、取り外す必要がなく、自分の歯のように噛むことができます。
すべての歯を失った場合
すべての歯を失った場合でも、インプラントなら自分の歯のような機能を回復することができますので、安心して食事ができます。
総入れ歯が安定しない場合
顎が細くやせてしまった人の総入れ歯は、どうしても安定しません。入れ歯の支えにインプラントを使えば、入れ歯が安定し、心理的なストレスから開放されます。