ヨハネスブルグ空港で注意すること

ヨハネスブルグの空港で、事前に友人から注意するように言われていたことがありました。国際線ターミナルから国内線ターミナルに移動する時には、一度空港ビルから外に出なくてはならないのですが、その時に必ずといってよいほど、中学生くらいの少年たちに話しかけられるから無視しろというものでした。要は外国人観光客を狙ったタカリだというのです。彼曰く、ほとんどの場合は大きな被害はないけど、時々荷物や財布をひったくられる場合があるとのことでした。
そして到着後に私がゲートを出ると、すぐに一人の少年がよってきて、話しかけてきました。「どこに行くんだい?」私は友人の教え通り、最初は無視していました。しかし屈託のない笑顔で話しかけられているうちに、なんとなく「国内線に乗り換えるんだ」と返事をしてしまいました。すると「案内してあげるよ。荷物も持ってあげるよ」とのこと。国内線ターミナルへの道順は、案内もあったので分かっていましたので断ったのですが、その後もずっとなにやら話しながらついて来ました。
そして受付カウンターの近くに来ると、「ほらあそこだよ」といかにも案内しましたみたいな感じになりました。そして彼は笑顔で私に「喉が渇いちゃった」と一言。一瞬考えましたが、まぁしょうがないかと思い10ランド紙幣を渡すと、その少年は笑顔でお礼らしき言葉を残し消えて行きました。
現地で友人と会ってから、このことを話したのですが、その少年はまともな方だそうです。悪質なのになると荷物を持って逃げたり、わざと違うところに案内して、お金を脅し取る場合も少なからずあるそうです。